『ぼくセザール 10歳半 1m39cm』 ★★★
『MOI CESAR 10ANS1/2 1m39』
コピー 「毎日がプチ冒険」
子供の視点で描いている映画なだけに、
このコピーを考えた人(大人)ってすばらしい。
もう普通に可愛かった。小生意気になってきてるんだけど、憎めない、愛すべきキャラクターがとてもよかったよ、セザール。て感じ。
↑あの顔、ほんと憎めない顔してて可愛い(笑)このチラシは、とてもこの作品の雰囲気を出してるし、合っていると思う。特別目立つわけでもないが、ちょっとマヌケな、本当に味のある少年が語る映画。なので、全編子供の立場や目線で撮られており、10歳半の世界に入っていける。珍しい感覚をもたせてくれたおもしろい作品だった。もう大きくなってしまった私は、目線が低いので、ちょっと息苦しくもあったんだけど(笑)
ちょっと渋めなキャストの名前が出るオープニングからはあまり想像つかなかったが、けっこうちゃんとメルヘンちっくに撮ってあるシーンなんかが所々あって、なかなかいい。子供心を忘れてないという、かわいらしさも含めて本当にほのぼのさせてくれた。
だが、けっこう途中に、
シビアでリアルでバイオレンス的なことも起きるので、ちょっとビックリしたくらい。
大人になってしまった今だから、たいしたことないことでも、子供の頃のその日その日の出来事や考え事は、真剣だ。それを延々とやっているのだが、
3人それぞれに懐かしさを感じ、その気持ちに共感できるので、見てて飽きない。
3人の子供たちは、とてもかわいいので、観てて気持ちがいい。ちなみに女の子はこの監督の娘さんだそうで、これまた、将来がけっこう楽しみなキレイでかわいい子なんだな。
見ごたえあるような映画じゃないけど、まー、小粒な単館映画をそれなりに楽しくほのぼのできる無難な作品ってとこでしょーか。
・ぼくセザール 10歳半 1m39cm@映画生活